ガスと炭火、自宅焼き肉を美味しく焼けるのは実はガスかもしれない
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スペック的には炭火、素人が焼くにはガス
この記事にたどり着いた方は
- 自宅で美味しい焼肉を食べたい
- 炭火の方が美味しく焼けるということを知っている
- お家焼き肉は炭火のほうが美味しいに決まっている
という方ではないでしょうか。
この記事では炭火とガスの違いを説明し、炭火を絶賛したあとにまさかの
大!ど!ん!で!ん!返!し!
をする記事です。
七輪を買うか、専用のコンロを買うか迷っているあなたのお役に立てれば幸いです。
自宅焼き肉!炭火vsガス火
炭火とガス火の特徴を炭火のメリットを軸に説明していきます。
- 中に火が通りやすい
- 火力が強い
- 炭火独特の香りがつく
- 赤外線で熱を伝えるので風の影響を受けづらい
- 水分が少ない
炭火は通常時は500度、うちわで扇ぐと1000度もの高火力を出します。一方で家庭用のガス火は250度程度です。
高温で肉の外側を固めてうまみが逃げないようになります。また、ガス火には水分が含まれるのでお肉の表面がぱりっと焼けないことがありますが、炭火は水分を含まないのでカリッと焼き上げることができます。
さらに炭火は炭火はガス火の約4倍もの赤外線をだしています。赤外線は電波に近い波長をしているのでお肉の中に入っていけます。お肉の中の分子を振動させて中から温めることができます。火力ではなく赤外線で焼く炭火は風の影響を受けないのも大きな特徴です。
高火力で外側をパリっと仕上げると同時に、赤外線によって中にも火を通すことができます。
また、炭火焼きをすると、独特のいい匂いを感じることができますが、これは不快なニオイ成分が減少して、いい匂い成分が増加するという研究結果もあります。
炭火加熱をした鶏肉の方が好まれた要因は, 香気成分組成において好ましくないにおいを持つ脂肪族アルデヒド類の割合が焼き網に比べ少なく, 香ばしい香りを有するピラジン類やピロール類の割合が多いためと考えられた.
引用元:https://ci.nii.ac.jp/naid/110003167073
七輪と炭火の相性の良さ
七輪の原料の珪藻土は加熱するとたくさんの赤外線を発することでしられています。
炭火で焼き肉をするときは七輪を使うと赤外線によるメリットをより多く得ることができます。
メリットだらけの炭火だが・・・
いい事だらけの炭火ですが、唯一弱点があります。
それは
「火の加減が難しいこと」
です。
焼き鳥や鰻など、炭の扱いに慣れている人が焼くのであれば良いのですが、そうでない方、熟練の職人ではない人が焼くと均一に火が回らないので焼き加減も均一になりません。
で、焼き肉は自分で焼くものですよね。下手に炭火で素人さんに焼かせるよりも、むしろガスで焼いてもらった方が美味しくお肉が焼けると判断しているお店が多いためガス火の焼肉屋さんがたくさんあるわけです。それ以外にもガスの方が経費がかからないということもあるかと思います。しかし老舗の焼肉屋さんや高級焼肉屋さんでもガスを使い続けているのをみると必ずしも経費の問題だけではないと思えます。
多くの家庭にはガスコンロがあるのでガス火は身近なものです。炭火とガス火では、炭火の方が非日常的ですよね。それに加えて(プロの方が扱えば)炭火の方が優れているのは事実なので「炭火=ガス火よりも美味しく焼けるものだ」「炭火の方が美味しい」という感じ方になっているのではないでしょうか?
牛角が「炭火で焼く焼き肉!」と炭火を全面に推しているのもこういった背景があるのかもしれません。
ガス火と炭火の使い分け
- お肉を室内で素人さんが焼くとき、お家焼き肉の時はガス火
- 外でお肉を焼く時、バーバキューのときは炭火
- ホロモンなど赤外線で中までふっくら焼き上げたい時は炭火
というように炭火とガス火の特徴をおさえてシーンに合わせて選ぶのが良いのかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
お家での炭火焼き肉がうまく行かない方は以外とガス火に変えたほうがうまくいくかもしれません。
もしガス火に変えたあとに「やっぱ炭火の方が美味しく焼けるわ!」と思ったのであればあなたは炭火の扱いに慣れているというふうに前向きに捉えましょう。
ガス火をにして見る場合はイワタニの炉端大将がおすすめです。
僕にロッコルを履かせて!