関東日帰りツーリングプラン、ルート公開:千葉 夏 鯨解体

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アクアライン→和田漁港→帰宅





来月のツーリングどこ行こう・・・。
週末のツーリングどこ・・・。
明日どーしよー!!!!

せっかくのツーリングだから最高に楽しいルートで楽しみたいがために



「あっちがいいかも」
「こっちがいいかも」
「いやいややっぱりそっち?」



という具合で直前まで決まらず、寝不足でツーリングへ・・・なんて本末転倒なこともしばしば。


そんなことにならないように今回は



夏の早朝も早朝!極上の非日常、鯨の解体を見る!ルートはいかがでしょうか?





忙しいあなたの代わりにルート出しておきましたよ!


ツーリングプラン全容

アクアライン→和田漁港→帰宅





恐らく僕史上一番シンプルルートです。普段観光地に行くためだけのツーリングはしませんが、その「タイミングの合いづらさ」からここのみを目的地にしています。




衝撃的なタイトルですが和田港は全国でも数か所しかない捕鯨基地です。ここで鯨の解体をみることができます。




400年続く伝統であり文化です。解体というとなんだかグロテスクな感じがしますが、グロテスクです。



衝撃的な写真がありますがGoogleのなにかしらに引っかかりそうな気がするので公開は控えます。ご自身の目で見に行って下さい。





これくらい↓↓↓なら大丈夫ですかね。


歴史ある文化なので大丈夫でしょう。これがダメだったら釣った魚の写真も刺身の写真もダメですもんね。魚類はグロにならないの?って話になっちゃいますもんね。



命の重さ問題には発展しないでしょう。




念のため頭単体の写真は控えます。




Googleのご担当者様、この写真に問題あればペナルティくれる前にコメント下さい。写真を全て「和田さん」に差し替える用意があります。

美しい和田漁港周辺。ここで朝の7時半。早ッ!




海で血抜きされていたツチクジラ。ギャラリーにはお子さんが多い。





皮下脂肪を綺麗に解体。脂身と赤身がハッキリ分かれていたのが印象的だった。





目の保養に、漁港にいた野良ネコの和田さん。





解体されるのはツチクジラというクジラ






解体されるツチクジラはほぼイルカです。大きなイルカ。




イルカか鯨かの区別は「体長」で決まります。しかも「何m以上なら鯨ねー」みたいな基準がなく、学者さんで意見が別れるようです。



僕の目からみてツチクジラは鯨寄りのイルカ?イルカ寄りの鯨?










正直イルカ寄りのイルカでした。









なかなかに得難き経験


これの頭がドーンと置いてあったりします。



道端に急に鯨の頭があればそれは腰を抜かしますが、その前に数時間かけて職人さんがウインチと薙刀みたいな包丁を使って手際よく綺麗に解体していく工程を見られます。




その工程を見た後だと、頭を見ても不思議と「僕は命を貰って生きているんだなぁ」と思えたりします。普段鯨食べないけどなんだかそう思えました。




地元の子供たちが授業の一環で見学したり(僕が行った時も地元の中学生が職業体験で参加されていました)、見学者に小さなお子さんを連れた家族連れが多かったこともなんだか納得できました。




解体風景は本当に手際良く、見ていて気持ちのいいものです。途中から「獣臭」みたいなものが立ち込めてきます。魚とは違う動物的な臭いです。鯨は哺乳類なんだなあと当たり前のことを当たり前に考えていました。






こんなおっさんの胸に響くものを与えるこの体験はすごいなぁ。感受性の高いお子さんなら尚更だろうなぁと思いました。




僕も感受性は子ども並みに高いつもりですけどね 。










茨城のり子の




自分の感受性くらい 
自分で守れ
ばかものよ







という一節は「自分で自分の感受性を守っていないばかもの」には一切響かず、「自分で自分の感受性を守っているばかものではないもの」にはガンガン響くという意味でもとても興味深いですよね。




茨城のり子も「説教」的な意味合いで残した言葉だと思いますが彼女が本来説教をしたい人間には届かないのです。




逆に普段なんでもなく、何者でもなく、周りに流されて生きていると自覚している人でも、この一節がガンガン響く方は 「自分で自分の感受性を守っているばかものではないもの」 ということですね。




よくわかんねーけど。





ところで、あなたにこの一節、詩集は響きますでしょうか。






鯨の解体はタイミングが合わないと見られない






夏の限られた期間、>>>外房捕鯨株式会社のHPに「今日クジラ捕まえました。明日朝〇時から解体します。」というアナウンスが出ます。



この解体開始時間が早いんです。僕は自宅を3時とか4時に出た記憶があります。家を出るときは寒かったけど付いたら暑くて体温調節が大変でした。勿論毎日捕れるわけではないし、雨の日はバイクで行けないし、仕事が休みでないと行けません。とてもタイミングが難しいルートです。





僕の場合は >>>外房捕鯨株式会社のHP のアナウンスと天気予報を確認したのち、仕事の後輩に


「鯨捕れたから明日休むね」



と謎すぎる言葉を残して行きました。気の利いた後輩が捜索願出しても文句言えません。




この時期は大っ嫌いな仕事に従事する期間だったので非日常に飢えていたのだと思います。鯨の解体は僕にとって凄く良い、飛び切り上等な非日常でした。




鯨肉の販売あります







目の前で解体された鯨の肉を販売します。買って帰れます。時間がだいぶ空く(解体終わってから1時間くらい?)のと、僕は身一つで来ていた為、積んで帰れないので買わずに帰りました。




捌きたての鯨、いつか食べてみたいなぁ。



元ライダーとの出会い

鯨が海から引き揚げられるのを見ているときに「お兄さんあそこに停まってる9Rのライダーさん?」とナンパされました。



僕のバイクを「9R」と呼ぶ時点で薄々感じていましたが、彼は以前ビューエルに乗ていたらしく、それからビューエル談義をしながら一緒に解体をみて楽しく過ごしました。


その日彼は車で釣りに来たらしく、一通りこの辺りで何が釣れるか等教えてくれました。僕は魚が触れない話などをして笑っていました。




本来の目的の釣りに向かうとのことで解体の途中で「じゃーまたー」とお互いに言って別れました。連絡先はもちろん名前も聞くこともなく。





自然に


「じゃーまたー気を付けてねー」



「はーい釣れるといいねーまたねー」





いいなあこーゆーの。ソロツーリングの醍醐味。きっと彼と僕は「また」どこかで会うのです。



まとめ




いかがだったでしょうか?寝坊に気をつけていってらっしゃい!




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僕にロッコルを履かせて!




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