【新型コロナウイルス】感染に備えて免疫力を上げるという考え方
!!目次!! (右のボタンでOFF→)
肘のツボ【曲池】を押して免疫力を上げる
新型コロナウイルスの感染が我が国でも拡大の一途を辿っています。
数週間前、
誰がこれほどの感染拡大を予想できたでしょうか
誰が一斉休校になると予想できたでしょうか?
誰が国のトップが感染者になると予想できたでしょうか?
目まぐるしいスピードで状況は悪くなっています。
感染防止、予防から感染を前提とした対策へ
今現在は「既に感染していることを前提とした対策」にシフトする段階にきているのではないでしょうか。
この記事では特に
・手袋の着用が感染のブレーキになる
・台所用洗剤がウイルスに有効
・免疫力を上げるツボを押して症状が悪化しない様にする
ということをメインに紹介したいのですが、まずは皆様が既に行っているであろう対策から触れていこうと思います。
マスク
昔から風邪やインフルエンザの予防として推奨されてきたのがマスクの着用です。しかし、今回のコロナショックでマスクの買い占め転売問題が起き、マスク不足になるやいなや、テレビに出演する専門家の多くが「感染予防にマスクは効果がない」と言い始めました。
この世間の動きで「今まで覚えたこと全部でたらめにしてもこの状況(マスク不足)をやり過ごしたいんだなぁ」と思いました。
マスクが少しづつ店頭に置き始められると政治家、専門家はマスク着用でテレビに出ています。つい最近まで「マスクは予防に効果はない」と言っていたにも関わらずです。
既存の世界が崩壊していく小さなきっかけの1つを見てしまった気がして薄ら寒くなりました。
マスクは感染者の飛沫を抑えるという点で感染拡大には効果があります。「予防には効果がない」というのは未感染者が個人単位で考えたときのことであって、社会全体で考えたときは効果があるものだという事です。
「入ってくるウイルスは防げないが出ていくウイルスは抑えることができる」という認識でいいと思います。
コロナショック前にマスクを着けていた人は「インフルエンザにかからない様に」と言う方が多いと思いますが、そのときに「ウイルスを99%除去」 といううたい文句で売り出していた商品はなんだったのかとも思ってしまいます。
口から出ていくウイルスの99%を除去していたのでしょうか? 予防として推奨されてきたのに?
いずれにせよマスクは「感染しない為の対策」というよりも「感染していることを前提とした対策」の意味合いが強いようです。咳エチケットの部類に入るのでマスクがなければ布のハンカチで手を抑えてもマスクと同等の効果を得られます。
手洗い
こちらはマスクとともに以前から風邪やインフルエンザ予防の対策として推奨されてきたものです。実際このコロナショックの影響で手洗いをする人が増え、今年のインフルエンザ患者数は例年の1/3程度とのことです(暖冬ということも関係していますが)。
手洗いは一般的に知られているようにウイルス対策に効果があります。こちらはマスクほど品薄にならなかったせいか、変な話もなく安定して評価され続けています。
念入りに最低30秒間の手洗いが推奨されいます。感染しないため、感染を広げない様にするためにもまめに手洗いをしましょう。
3密を避ける
オリンピックの延期が決定し、枷が外れたのか小池都知事が一気に広めてくれた対策です。
密閉、密集、密接の3つの「密」を避けるという行動指針です。
密閉を避ける
密閉区間を作らず、換気をして風通しの良い状態にする。
密集を避ける
人が多く集まるとそれだけ感染者との接触が増えます。人が密集する場所を避けます。
密接を避ける
感染者との距離が近くなると感染のリスクが増えます。人との距離を十分に取り、お互い離れて過ごします。
不要不急の外出をしない
外出するとそれだけ感染者に接触する機会が増えます。自分が無自覚の感染者だった場合に感染拡大を防止することができます。
手袋の有用性
初めにこの記事で特に伝いたい3つのことと書きましたが、ここからその3つについて書いていきます。まず1つめが手袋を使用することの有用性についてです。
新型コロナウイルスの感染は主に、ウイルスが付着してしまった手で「目」「鼻」「口」の粘膜を触ることで感染することが知られています。
手についたウイルスを洗い流すために手洗いをするわけですが、常に洗っているわけにはいきません。どんなに気をつけていても運悪く手にウイルスが付着してしまうことがあると思います。
そんなときに手袋をしていれば、手袋が目がかゆくなった時に反射的に目をかくことのブレーキになってくれます。
つまり、仮に手袋と手が汚染されていても粘膜系からの感染を防げるということです。
しかし専門家の中には「手袋をすると、手を洗わなくなるのでかえって良くない」と言う方もいます。しかし、インフルエンザの患者数が激減しているほど、これだけ手洗いが習慣になっている我々は手袋をしたからといって手洗いを止めてしまうという事はないでしょう。
定期的に手洗いもして、手袋もするというのが一番良いのではないでしょうか。
手袋が汚染されるリスクを考えると手洗いをするたびに新しい手袋に変えるのがいいのでしょうが、それだと本当に手洗いの回数が減ってしまうかもしれません。
何双か持ち歩いて「手洗いを3回したら新しいものに変える」という方法が現実的かもしれません。
手袋は使い捨てではなく、何度も洗濯して使うことができます。
手袋の着け心地が苦手と言う方は、上の写真の様に裏返して付けることで縫い目が指にあたらなくなるのでストレスなく付けることができます。
ちなみにスマホなどのタッチパネルも問題なく反応するので日常生活で不便を感じることはほとんどないと思います。
台所用洗剤が有効
この記事で特に伝えたい3つのことの1つです。
あまり知られていない情報なので少しでも広められればと思って書いていきます。
SARSウイルスが発生した時に市販の台所洗剤が有効であることが国立感染研究所によって明らかにされています。
台所洗剤を200倍に薄めた水の中にウイルスを2分間入れたところ、ウイルスが死滅したとのことです。この内容は2003年11月に共同通信で、同年12月に読売新聞でも報じられています。
現段階で新型コロナウイルスでの実験は行われていないようですが、今回の新型コロナウイルスはSARSウイルスに似ていると言われています。
アルコールは相変わらず不足していますので、アルコールが手に入らなければ代わりに使う価値は十分にあると思います。
何故台所洗剤がウイルスに有効かという話はとても簡単です。
ウイルスの表面はエンベローブという脂の膜で覆われています。
「脂の膜」です。脂は洗剤で落ちますよね。つまり洗剤でウイルスの油の膜を壊すことでウイルスを不活性化(殺す)させるということです。
脂を除去する成分は界面活性剤と呼ばれる物質で、これが脂の膜と結びついてエンベローブを壊すということです。
ちなみに、石鹸がウイルス対策に効果があるのもこの界面活性剤の作用によるものです。
ですので、アルコールが手に入らない場合は
台所洗剤を薄めたもので
テーブルやドアノブなど、拭き取り掃除をしたい部分を拭き取れば良いという事です。
台所洗剤は元々「野菜洗い洗剤」として販売されていたものなので人体への悪影響も少ないので是非活用してください。
アルコールやマスクと違い、安定して流通しているものなので急いで買う必要はありません。詰め替えのものが1つあれば精神衛生上いいかもしれません。
「界面活性剤」は聞きなれない言葉かもしれませんが、バイクを趣味にしている僕には聞き覚えがありました。
バイクの油汚れを強烈に落とす「パーツクリーナー」という製品に含まれていることを知っていたのです。しかもパーツクリーナーは洗剤とは比較にならないくらい強力に油分を落とします。
一瞬新型コロナウイルス対策に使えるかと思いましたが、
・台所洗剤を200倍に薄めたもので高い効果がある
・パーツクリーナーの脱脂能力は超強力
・パーツクリーナーは引火性
と言う点で新型コロナウイルス対策には使えないかなと思います。台所洗剤で十分でしょう。
免疫力を上げる
そしてこの記事で伝えたいことのもう1つは「免疫力を上げる」ということです。
現在新型コロナウイルスに対する特効薬、ワクチンは完成していません。ちなみに先述のSARSの特効薬も未だにできていません。恐らく新型コロナウイルスの特効薬の開発もかなりの時間を要するでしょう。
人間のDNAは二重螺旋構造なので、どちらか一方にエラーがでると、正常なもう一本のデータをコピペしてエラーを修正します。
一方、コロナウイルスやSARSウイルスの場合はDNAではなくRNAというもので構成されています。RNAはDNAと違い、二重螺旋ではなく、一本鎖です。エラーが起きてもエラーを修正するシステムがないので突然変異を起こしやすいのです。
そのため特効薬の開発が進みにくいです。
結局は自分の力で、
自分の免疫力で
ウイルスに打ち勝つしかないのです。
普段から免疫力を高めておけば、
感染した時に無症状でいられる可能性が、
発症しても軽症で済む可能性が、
重症化しても回復する可能性
が高くなります。
免疫力を高める4つの方法を書いていきます。
腸内環境を整える
腸内環境を整えて、腸内細菌を善玉菌優位に保つことで免疫力があがることが知られています。
最近は「生きた菌を含んだ食品」が販売されていますが、それらを摂取することで胸内環境を整えて免疫力を上げることができます。
具体的には「ヤクルト」や「生きた菌で腸内環境を良くする」などと謳っているものです。
代謝を上げる
代謝と言っても基礎代謝、新陳代謝などさまざまですが、手っ取り早く代謝の底上げをする方法は入浴で体を温めることです。
代謝の上がる入浴方法は
・ 入浴1時間30分前に夕食を済ませる
・ 湯加減は熱すぎず、ぬる過ぎず
・ 入浴10分前にバースを3錠投入
・ 15分以上入浴する
・ お風呂から上がったら2時間以内にベッドに入る
という流れです。
詳しくは>>>こちらの記事で説明していますので参考にしてください。
交感神経と副交感神経のバランスを取る
交感神経は緊張時に優位になり、副交感神経はリラックス時に優位になります。
日常生活はコロナショックで緊張が続いていると思うので、「バランスを取る」ということはつまり「リラックスしましょう」ということです。
自分が好んでいる趣味をしたりしてもいいですし、それこそリラックスした状態でお風呂に入るのも効果的です。
僕はバイクを趣味にしていて、この季節は乗りたくて仕方ないのですが現在は自粛しています。1人で山を走るのが好きなので感染のリスクはほとんどないと思っていますが、万が一事故を起こして入院になったら医療機関をわずかながら圧迫してしまうので走っていません。ですのでもっぱら長湯しています。
入浴であれば前述の「代謝をあげる」とこにもなりますので一石二鳥ですね。
免疫力を上げるツボ曲池(きょくち)を押す
以前、風邪を引いたときにネットで調べて知ったツボです。曲池(きょくち)と言います。
特に風邪の引き始めにはかなり効きます。「ちょっと風邪っぽいかな」というタイミングで熱心に押すと翌日には調子が戻っていたりします。
風邪の引き始めや、いよいよ具合が悪くなったときに(免疫力が下がっているとき)にこのツボを押すとめちゃくちゃ痛いです。大の大人が声上げるくらい痛いです。
ところが、風邪が治ってから押しても全く痛くありません。
風邪の治りが以前より早くなったのと、痛みが体調と連動しているので効果があると思っています。
曲池の場所
曲池は左右の肘に1つずつ、計2か所あります。
肘を曲げて内側にできたシワの上にあります。
肩こりや眼精疲労を改善し、内蔵の動きを活発にする効果もあります。万能です。
指で押すよりもお灸を使た方が効果が高まるそのことですので「貼るお灸」を貼ってもいいかもしれません。僕は普段指で押しているだけですが効果を感じていますので、日常的には指で押して、風邪気味になったらシールを貼ってもいいかもしれません。
曲池の押し方
曲池を押しながら何度も肘を曲げます。
体調に依ってはめちゃくちゃ痛いです。
肘にあるツボなのでいつでも自分で押すことができる気軽さは魅力ですが、自分で押すと加減してしまうので、たまに誰かに押してもらうのがいいかもしれません。
東洋医学なので科学的根拠はないかもしれませんが、東洋医学は西洋医学と違い、「病気を治す」のではなく「病気にかからない」に重きを置いている医学です。
先人たちが経験を積み重ねて見受けてきた知識、技術です。
今は(他人に迷惑をかけない範囲で)できることは全部やるべきときだと思っています。ツボ押しはいつでもできますし、マスク買い占めのように他人に迷惑をかけるものでもありません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
世界中の人が感染のリスクにさらされています。あなたも紛れもない世界を構成する1人です。あなたが感染する可能性はかなり高いです。
感染予防と並行して、「感染した時に重傷化しないように免疫力を上げておく」という対策も日々行っていきましょう。
マスクや3密などは既に皆様ご存じのことだと思うので、この記事で特に伝えたいことは
・手袋を使う
・台所洗剤はアルコールの代わりになる
・免疫力を上げて感染に備える
という事です。
出口の見えないトンネルはまだまだ続きますが、無事にトンネルを抜けられるようにしっかり対策しましょう。
新型コロナウイルス、武漢肺炎から聴こえる情熱の薔薇~世界は美しくない~
は>>>こちら
テレワークでノートPCをデスクトップに買い替え?それ数千円で解決するかも!
は>>>こちら
※この記事の内容が有益だと思って頂けたからは是非SNSで拡散して頂ければと思います。シェアボタンを記事の上下に設けております。ご協力頂ければ幸いです。