タッチタイピングを身に着けた僕が使った練習サイトや段取りの全て
この記事にたどり着いた方は
- タッチタイピングをマスターしたい!
- 作業時間を短縮したい!
- タッチタイピングの効率的な練習方法を知りたい!
という方ではないでしょうか。
タッチタイピングを教えてくれるサイトは多数ありますが、結局は
キーボードを見ずに
ポジションを守って
タイピング練習サイトで
ひたすら練習しましょう!
という内容で終わっています。タッチタイピングをマスターした僕から見てもこの結論は間違いなく正解なのですが、もっと練習の流れというか、詳細を知りたいですよね?
この記事ではそこからもう一歩、二歩、三歩踏み込んだ内容、つまり僕がタッチタイピングをマスターしたときに実際に行った、
- タッチタイピング練習の基本
- タッチタイピング取得までの練習の段取り(使うサイトの順番など)
- みっちり練習したことで見えた独自のコツ
- 僕がタッチタイピングをマスターしようと思ったきっかけ(余談)
を書いていきます。
この通りに行うことができれば確実にタッチタイピングをマスターすることができます。その根拠は僕ができるようになったからです。
一度挫折した方も(僕は二度挫折しています)、タイピングが全く初めての方もしばらく僕を信じて頂ければ確実にマスターできますので最後まで読んで頂ければと思います。
!!目次!! (右のボタンでOFF→)
タッチタイピング練習の基本
多くのサイトで書かれていることですが、とても大切なことなので最初に書いておきます。
練習中は絶対にキーボードを見ない
練習中は絶対にキーボードを見ないようにしましょう。
ゆっくりでも、間違えてもいいので全て指の感覚でタイピングしましょう。
どうしてクセで見てしまう方は手とキーボードの上にタオルを置いて物理的にキーボードが見えないようにするという方法もあります。
しかし、練習中でないときは普段どおりキーボードを見ながら打ったほうがいいです。
例えばブロガーの方の場合、マスターする前に「練習を兼ねて」と思ってゆっくりタッチタイピングをすると、思考が止まるし、執筆に時間がかかってイライラするしでタッチタイピングを諦めてしまうきっかけになってしまいます。大学生の方がレポートを書くときも同様に練習を兼ねないようにしましょう。単位を落としてしまいます。
この様に「通常時」と「練習時」をきっちり分けるように心がけましょう。
初めはホームポジションを守って練習する
基本のホームポジションを守らないとタッチタイピングのマスターは不可能です。
タイピングがものすごく早い方は基本的なホームポジションを守らない方が多いですが、それは「基本をマスターした上で行っていること」か「天才だから初めからそれができた」からです。あなたが天才であればこの記事を読んでいません。我々凡人はきっちりホームポジションを守っていきましょう。
とはいえ、手の形や大きさは人によって違うので、基本的なホームポジションが万人にとって最高のホームポジションとは限りません。マスターした後で自分に合ったホームポジションに変えるのは大いに推奨しますが、あくまでもそれは「基本のホームポジションをマスターした後」に行いましょう。
「最初から自分に合ったポジションにした方が覚えやすい」と思う方もいるかも知れません。手が自然に求めていることですから「万人に合ったポジション」から「自分の手が求めるポジション」に矯正するのは簡単です。いつでも矯正できますので、まずは騙されたと思って基本のホームポジションを覚えましょう。
なるべく毎日練習する
タッチタイピングは「知識」というたぐいのものではなく、自転車の乗り方のように「体に覚えさせるもの」です。完全にマスターするまでは繰り返し、毎日少しでもいいので練習をすることが大切です。
練習をしない期間が長くなればなるほど復習に割かなければならない時間が増えますので効率が落ちます。
もちろん少しでも長い時間練習すればするだけ完全マスターは近づいてきます。一度身につけてしまえば一生のスキルになるので頑張って練習しましょう。
リバウンドしないダイエット、ずっとムキムキでいられる筋トレをしているというような感覚で毎日前向きに練習に取り組むようにしましょう。
タッチタイピング取得までの練習の段取り
具体的なタッチタイピングの練習の順番を書いていきます。
必要なタイピング練習サイトは4つです。どれも無料でプレイすることができますが、ココアの桃太郎タイピングだけは「時間が経たないとプレイができなくなる」という教育目的とは思えない仕様になっているのでうまいことやってください。
順番に練習を行うのが効率的で効果的です。
- e-typingでホームポジション、運指の基礎覚える
- ココアの桃太郎タイピングで運指を完璧にする
- タイピンガーZで文章を打つ
- マイタイピングで精度を上げる
①e-typingでホームポジション、運指の基礎覚える
e-typingではホームポジションの基礎の基礎、運指の基礎の基礎を覚えます。
1ライプする度に全ての指がホームポジションに戻るように丁寧に打っていきましょう。
ホームポジションとは左の人差し指をFキー、右の人差し指をJキーに置き、それぞれ隣のキーに隣の指を置いていったときにできる指の置き方です。どんなキーボードにもFキーとJキーには指で感じられるように出っ張りがついています。
運指とは指の運び方です。「Wは左中指で押そうね」という決まりがあります。
タッチタイピングの練習では文字を入力する度にホームポジションに戻ることが重要です。
①「基礎練習」の「練習4」をノーミスでクルアする
トップページサイドバーから「練習メニュー」→「練習4 全てのキーを使った練習です。キーの配置を覚える仕上げの練習としてご利用ください」をノーミスでクリアできるようになりましょう。
時間は気にしなくて良いです。画面下に使うべき指が表示されているので、その表示に従って行いましょう。
②「基本練習」の50音をノーミスでクリアする
トップページサイドバーから「練習メニュー」→「基本練習」→「50音(あかさたな」「50音(はまやらわ)」をノーミスでクリアできるようになりましょう。
時間は気にしなくていいですが、画面下の指とキーボードの表示は見なくてもクリアできるようになりましょう。
e-typingの時点では成長を感じられない
「押せと指示されたキーを使えと指示された指で押すだけ」の練習に終止するのでこの時点では自分の成長を殆ど感じられませんがそれで構いません。
ここでは「このキーはこの指で押すんだな」ということが理解できればいいので問題ありません。
ココアの桃太郎タイピングで運指を完璧にする
https://pokedebi.com/game/momotype/
このゲームにはキーボードや使うべき指の表示はありません。e-typingで学んだ指でキーを押すことを遵守してください。
このゲームのいいといころは「RPGゲーム」という点です。レベルが上がると攻撃力や防御力といったステータスも上がるので、「プレイヤーがスキルアップしていなくても、続けていれば敵を倒せるようになる」のでつまずきにくく飽きにくいのです。
大してうまくなっていないのに、続けていればキャラクターのレベルアップのお陰で、それまで倒せなかった敵を倒せるようになると、自分がうまくなったような錯覚に陥ります。これを積み重ねていくと少しずつ自分自身がレベルアップしていきます。
武器や防具は好きに装備してもらって構わないので、「おらが峠」というステージが現れるまでストーリーを進めましょう。
ここまでいけばある程度「目に入った文字に対して指が勝手に反応する」という段階になっています。クリアにはスピードも求められますので指の反応スピードも鍛えられます。
タイピンガーZで文章を打つ
https://typingerz.com/
こちらもRPG要素があるので、キャラクターのレベルアップによって敵を倒せるようになります。
タイピング時の効果音に爽快感があるのでどんどんプレイしたくなります。
ココアの桃太郎タイピングとは違い、文字ではなく、文章を打つことになります。かなりのスピード制限があるので連続した流れるようなタイピングを求められます。
「タイピングコロシアム」でランクAの「マジンガ」を倒せるところまでストーリーを進めましょう。以上のスピードはとりあえず不要かと思います。
この時点でポジション、運指、スピードは問題ないレベルに達しています。
マイタイピングで精度を上げる
マイタイピング内の検索窓に「毎日タイピング練習 長文」といれて検索します。すると毎日タイピング練習 長文編というシリーズが表示されるので1から順にプレイしていきます。
「」ー、。?!など、文章を入力するのに必要な記号や数字も頻繁に出てきます。
プレイが終わったら必ず「ミスのみ再挑戦」で何度もプレイし、打てない文章が亡くなった時点で次のナンバリングに進むようにしましょう。
再挑戦すると自分が苦手にしている部分が見えてきます。僕の場合は「r」「t」の精度が低かったり、流れに乗って入力していると「の」を「に」と打ってしまうなどが見えてきたので気をつけて修正することができました。
この時点でタッチタイピングはマスターできているので、あとは毎日タイピング練習で好きなだけ精度とスピードを上げていけばよいかと思います。
みっちり練習したことで見えた独自のコツ
僕はみっちり短期間で練習したせいか、他のサイトでは書かれていないようなコツをたくさん見つけることができました。
それぞれ解説つきで紹介しますので参考にして頂ければ幸いです。
タッチタイピングの姿勢を熟考する
姿勢はとても大事です。特に手を置くのか浮かすのか、肘や腕はどこに置いておくおのかはタイピングを安定させるとても重要な要素です。一般的に「タイピングしやすい」と言われている姿勢に囚われず、自分にあった姿勢を追及するとタイピングがぐっとやりやすくなります。
僕の場合「一般的な姿勢」「背もたれを最大に倒して無重力な姿勢」の2種類をタイピングの基本姿勢に採用しています。
無重力な姿勢はパソコン疲れとは無縁で、作業すればするほど疲れが取れるという素晴らしい姿勢なのですが、如何せんリラックスし過ぎて眠くなってしまうことがあります。眠くなったら一般的な姿勢にして作業を続けるようにしています。
無重力について詳しくは下のリンクを読んでみてください。
1万円台で600万円のパソコンデスクワーク姿勢を手に入れる方法は>>>こちら
キーボードの傾きなどを熟考する
タッチタイピングができる人はキーボードを斜めにしない方が打ちやすいと言われています。僕が色々試した結果、これは姿勢によります。
指がなるべく真っ直ぐ、垂直にキーにあたるようにすることが大切なので姿勢によっては極端にキーボードを斜めにすることもあります。
タオルをパームレストにする
姿勢やキーボードの傾きに合わせたパームレストの高さもとても重要です。パームレストはAmazonなどで気軽に買うことができますが、調整しやすいようにタオルを折ったり丸めたものを使うのがおすすめです。使用していると手首が当たっている部分が凹んで馴染んできてくれます。折り方を調整して自分に合った高さを見つけましょう。
僕の場合、初めは丸めて高さを出したものを使っていましたが、折って高さを下げたら劇的に打ちやすくなりました。キーボードの下に敷いてキーボードを傾けたり、パソコンを使わないときは上に乗せてホコリ避けとして使えるので重宝しています。
早打ちの段階になったらホームポジション、運指を崩してみる
基本のホームポジション、運指をマスターした後に、自分のクセやタイピングする文章の傾向に合わせて我流にすることはありです。
僕の場合「Bは右人差し指で打つ」「Pは右薬指で打つ」「右の薬指はOに置いておく」という変更をしています。
捨てるキーを決める(目標を低く持つ)
僕の目標は「それまでと変わらないタイピングスピードで日本語を打つ」だったので、数字と記号は捨てていました。現在も数字と記号はキーボードを見ながらうつことが多いですが、文章を打っている間になんとなく使うキーは目で見なくても打てるようになってきつつあります。
自分の目標に合わせてタッチタイピングできなくてもいいキーを予め決めておくことで無駄な練習をしなくて済むようになります。
塊を意識する(チャンク化)
これは一般的に言われることですが、例えば「か=k+a」と考えずに「ka」という塊として覚える(チャンク化)ことが重要です。文字の塊ができるようになったらよく使う言葉をチャンク化して、最終的に一つの文章を最初から最後までチャンク化できれば何も考えずに一塊として打つことができます。「お世話になっております」「でしょうか?」などよく使う言葉は自然にチャンク化されていきます。
マーカーを増やす
ホームポジションを守るためにキーボードの「F」と「J」には指で触って確認できる出っ張りがついています。これと同じ感じで間違いやすいキーに出っ張りを貼ると作業がグッとしやすくなります。僕の場合は写真の通りです。指を伸ばさなければ届かないキーやよく使う「。」なんかに貼っています。つけるのも剥がすのも楽なので、リンク先のスライムのような形状の両面テープを貼っています。
キー配列を変えてみる
タッチタイピングをマスターするとなるべくホームポジションから離れたくなくなるのでKeySwapというフリーソフトでキーの配置を変えています。
- CAPSをENTER
- 変換をBACK SPEACE
という感じにしています。
僕がタッチタイピングをマスターしようと思ったきっかけ
最後に少しでも励みになればと思いますので僕がタッチタイピングをマスターしようと思った動機を書いてみます。技術的なことは書いていませんので余談として・・・。
現在ブログを初めて1年になりますが、僕は今まで2度、タッチタイピングに挫折しています。1度目は子供のころで、2度目はブログを初めてすぐくらいでした。
何故3回目にチャレンジしたかというと、「新しいキーボードを買ったから」です。
「速いタイピングができる」というのでメカニカルの赤軸のものを購入したのですが、初めて使ったときにキーの押圧が軽すぎるため、「キーに指を置いているだけで文字入力と認識してしまう」という悲しい事が起こりました。
よくよく調べ直してみると、「赤軸はタッチタイピングできる人は速くなるが、そうでない人はタイプミスが増える」とのことでした。
せっかく買ったキーボードを使わないのはもったいないのでこれを期にタッチタイピングをマスターしてしまおうと考えました。
そいういう意味で先にちょっといいキーボードを買ってしまうのもモチベーション維持に良いかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
2度も挫折した僕がタッチタイピングマスターできた方法ですので、続ければ間違いなくできるようになります。
タッチタイピングをマスターすれば首や目線の移動が減るので疲労軽減、作業効率アップに繋がります。しかも自分の一生の財産になるものなので、これを期に是非頑張ってみてください。
打てるようになると楽しくなりますよ!
僕にロッコルを履かせて!