【2ct】センター、サイドでコンパウンドが異なるバイクタイヤの注意点
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ゴリゴリ走る方はむしろハイグリップの方が寿命は長いかも
この記事にたどり着いた方は
- 2ctタイヤの購入を検討している
- センター、サイドでコンパウンドが異なるバイクタイヤの購入を検討している
- ゴリゴリ走るけどタイヤ減りが早いから2ctタイヤにしようと思っている
という方ではないでしょうか。
「バイク コンパウンド」「タイヤ 2ct」などで検索される方はすでにご存じのことかと思いますが、たまたまこの記事に迷い込んだ「バイクのタイヤ詳しくないマン(ウーマン)」の方にお役に立てればと思い、僕がセンター、サイドでコンパウンドが異なるバイクタイヤを使ったときに経験した小話を書いていこうと思います。
結論としては
ゴリゴリ走る方ならむしろハイグリ履いた方がいいかも!
というものですので「なぜー?」と思った方のみ読み進めて頂ければと思います。
センター、サイドでコンパウンドが異なるバイクタイヤとは?
簡単に説明すると、タイヤの減りが比較的早いタイヤのセンター部分にはグリップ力が低く、耐久性が高いツーリングタイヤのようなコンパウンドを使って、タイヤの減りが比較的遅いタイヤのサイドにはグリップ力が高く、耐久性が低いハイグリップタイヤのようなコンパウンドを使うタイヤのことです。
ミシュランでは「2CT」、ピレリでは「EPTデザインテクノロジー」と呼んだりします。
がっつり峠に通っていたころの2ctタイヤの減り方
毎週のように決まった峠へ走りに行っていたときに「ハイグリップタイヤの減りが早いから2ctタイヤに変えよう!タイヤ高い高い!」と、安易に2ctタイヤに交換したことがありました。
しかしこのタイヤがまさかの三か月3000kmくらいで寿命が来てしまいました。
ハイグリップと比べても同じくらいか少し早いくらいです。
しかも乗り心地が悪くなるタイミングがハイグリップよりも早く来てしまったのでむりやり寿命まで乗っていたという感じです。
こうなってしまった原因はわかっていて、
サイドだけが極端に減り過ぎてしまった
ということが原因です。
ちょっとわかりづらいかもしれませんが僕のPCスキルを全力投入して図で説明するとこんな感じ・・・
タイヤすべてがハイグリップであれば、センターもサイドもいい感じに同時進行で減っていくのですが、この場合はサイドだけガンガン減っていって、タイヤの形がすごいイビツになってしまいました。
なのでこのタイヤは「真ん中の溝は新品くらいあるのにサイドだけスリップサインでている」という状態になってしまいました。
真ん中が粘る分、タイヤが変形する時期が早く来るので、相対的にハイグリップタイヤよりも乗り心地が悪くなりのが早かったのです。
バランスよく削れたハイグリップタイヤ
ハイグリップタイヤの減り方が下の写真の通りです。全体がバランスよく削れているので最後まで極端に乗り心地が悪くなることはなかったです。
この時の僕のツーリング:峠の割合
この時期の僕は「バイクの勉強を超しよう!」と思っていたのでスケジュールがとても単純で、
- 高速道路含む片道80㎞を走って峠へ行く
- 峠の下で給油
- 峠往復
- ガソリンが減ってきたら下山
- 峠の下で給油
- 高速道路含む片道80㎞を走って帰宅
という感じでした。
峠ではだいたい散々往復して150㎞くらい走っていたので、往復の移動をツーリングと考えると
ツーリング:峠=160km:150km
ツーリング:峠≒5:5
といいうことになります。つまり、ツーリングと峠走行を半々で楽しむような方は2CTを履くよりもハイグリップタイヤを履いた方がコスパがいいんじゃないかと思ったわけです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ツーリングと峠が半々の方はハイグリップを履いた方が良い
という記事でした。
恐らく2ctのタイヤがばっちりハマる方はツーリング7:峠3くらいの方からだと思います。
僕は現在、「ツーリングの途中の峠を楽しく走る」くらいでバイクライフを楽しんでいます。昔ほど峠走行をしないので2ctのタイヤでばっちりちょうどいい感じです。
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