バイクとの距離が近くなるかもしれない1つの概念~シンクロ率とは~
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積み重ねていく経験とは別の指標
この記事に辿り着いた方は
・なんだかやけにバイクの操作がうまくいく日があるのはなんでだ?
・タイヤを替えたらバイクの運転うまくなった!
・しばらくバイクに乗れないと下手になるなあ・・・
と言う方ではないでしょうか。
この記事では「今日はバイクに乗れてるなぁ/乗れてないなぁ」という時に僕が使う言葉、概念について書いていきます。ちなみに全然一般的なバイク用語ではないのでご注意下さい。
経験を積み重ねてバイクの運転は上手くなっていく
ライダーはライテク【ライディングテクニックの略】を勉強して、経験を積み重ねてバイクに乗れてるようになっていきます。
・もっとシートの後ろに座ってみよう。いい感じ!
・コーナーのイン側に頭を落してみよう。あんまり良くない!
・ヘアピンではフロントブレーキを引きずってみよう。最悪!
といった感じです。ネットや本で勉強して、試して経験してうまくなっていきます。
何故か突然乗れたり乗れなかったりする
しかし、なんとなく「あれ?今日は普段よりなんとなく乗れてるな/乗れてないな」ってことが多々あります。
・普段と同じ運転しているはずなのにグイグイ曲がる
・転ぶ気がしない
・次のブラインドコーナーの先が透けて見える(どんなコーナーでも対処できる)
・いつもよりバイクが小さく感じられる
とか
・普段と同じなのにコーナーの奥で曲がっていかない
・なんとなく普段よりバイクが大きく感じる
・大してバンク【バイクを傾けること】させてないのに怖い
そんな「経験を積み重ねたわけではないのに突如乗れるようになったり、乗れなくなったりすることがある」ということがあります。
それが「バイクとのシンクロ率」という概念
それを僕はバイクとの「シンクロ率が高い/低い」と表現するのです。元ネタはエヴァです。
シンクロ率を左右するものは気温や湿度、乗り手の体調、精神状態、バイクの調子や機嫌など様々な要素があると思っています。
単純に快適な気温、湿度であれば気分が良かったり、疲れているときや悩みがあるときはあまり気分があがらないし、車体に不具合があれば走りにくいです。
それと、理由が全く思いつかないときもあります。
気持ちいい気候なのにいつもより調子があがらないなんてこともよくあります。
なんとなく調子がいいときはシンクロ率が高くて
なんとなく調子が悪いときはシンクロ率が低い
というなんとも雑な言葉です。
雑な言葉ですが使っているといい感じな雰囲気になります。
いい感じの雰囲気
一緒走る人に「今日シンクロ率高いねー!」とか「今日はシンクロ率低いねー!」と言えば、なんとなくバイクを意思のあるものとして捉えて、ライダーの調子が悪いのが100%ではないというニュアンスで話せるので気に入っています。
人間には当然波がありますが、それをバイクにも適用させて、よりバイクを愛でると同時にバイクのせいにもしちゃうという高等テクニックになるのです。
シンクロ率高いっすねー!
→晴れてるからねー
→タイヤの慣らし終わったからねー
→まぁいつもこんなもんよ
シンクロ率低いっすねー
→曇りだからかなー
→新しいタイヤだからねー
→バイクの機嫌が悪いみたい
シンクロ率が下がりやすくなるきっかけには要注意
シンクロ率は
・バイク乗り換え時
・久しぶりにバイクに乗るとき
・ツーリング出発直後
・寒い日
に低くなりがちです。バイク乗り換え時は間違いなくなります。だって慣れてないんだもん!初めはシンクロ率「0」スタートでーす!
こんなシチュエーションのときは特に慎重に運転し、シンクロ率が低くなくなってから楽しみましょう。
ただし、あまりにシンクロ率が高いと乗り手だけ暴走モードになってしまうので気を付けましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。なんとなくシンクロ率という概念が伝わりましたでしょうか。
バイクを意思のあるものだと捉えるとお互いの関係がいい感じになるので皆様も良ければ使ってみてください。
僕にロッコルを履かせて!
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