バイクでの信号待ちはクラッチレバー握る?ニュートラル入れる?
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極稀なケースに備えて疲れるか、疲労蓄積による危険に備えて楽をするかの違い。僕はニュートラル派。
この記事にたどり着いた方は
- バイクのお勉強中
- 信号待ちでクラッチレバーを握っている人が信じられない
- 信号待ちでニュートラルに入れている人が信じられない
- どっちでもいいじゃん・・・
という方ではないでしょうか?
「信号待ちで着く足は左右どちらか?両方か?問題」というのと同じ雰囲気を醸し出しているのが「クラッチレバー握るのかニュートラルか問題」ではないでしょうか。違いますか。まぁいいです。
自分では当たり前と思っていることでも、少し調べれば「そういう理由ならわかるかも!」と思えてくることがあります。「なんとなく」ではなく理由を知った上で選択するようにすればあなたのバイクライフがより良い方向に向かっていくような気がしなくもなくもないですよね。
この記事では
レバー握る握る派の理由
ニュートラル派の理由
この2つとは全く違うバイクのプロの方法
僕が選んだ方法と理由
ということを書いていきたいと思います。
バイクでの信号待ちはクラッチレバーを握る方の意見
- 教習所ではクラッチ握るように教えている
- すぐ逃げられるように1速で待機するのは当然
- 青になった時1速にうまく入らないことがあるため
- 追突された時に玉突きになりにくい
- なにかの拍子にレバーを離してもバイクが飛び出さない
調べてみた感じだとクラッチレバーを握る理由はこんな感じでした。
見てわかるように「安全面」にベクトルを振っていることがわかります。
1速に入れていれば後ろからやばい車が近づいてきたときにすぐに逃げることができます。実際にミラー越しに危険を察知して追突の被害を免れたという方も複数人いらっしゃいました。
運悪く追突されてしまって、ブレーキから手や足が離れてしまってもギアが1速に入って入ればタイヤは転がらないのでブレーキをかけているのと同じ効果が得られるので自分のバイクが前方の車両に玉突きになることを防げます。
信号が青になった時に1速に入らないということは僕は経験したことはないですが、そういう方もいるのかなと思います。
なにせ「安全第一」なので素晴らしい方法であることがわかります。安全は全てに優先します。
バイクでの信号待ちはニュートラル入れる方の意見
- 握りっぱなしだと疲れる
- 通っぽい
- クラッチを傷めないように
クラッチレバーを握る理由に比べるとこちらの理由はなんだかいい加減な感じがしますね。
唯一「クラッチを傷めないように」というのがバイクのことを思いやっていていい感じです。「疲れるから握らない」というのは横着な感じがしますし、「通っぽい」というのは意味不明です。
僕はメンテナンス素人なので詳しく書きませんが、バイクの構造上、クラッチを切った状態よりもニュートラルに入れておいたほうが全然バイクへの負担は少ないです。
超絶しったかぶりをすると「クラッチ握ったままだとフリクションロスがあれになって発熱したりしてクラッチ板をあれしてしまう原因になる」からです。間違いなくバイクに優しいのはニュートラルです。
ちなみにその道のプロの方は・・・
モーラサイクルジャーナリストの丸山浩さんは1速でレバー握りっぱなしとニュートラルの間を取って、「長年バイクに乗ってるからね!」ということで次の手順でやっているそうです。
- 1速のままわざとエンストさせる
- クラッチもブレーキも握らず待機
- 青になりそうになったらクラッチレバー握ってエンジンスタート
- 発進
バイクド素人の僕には全く思いつかなかった方法です。さすがです。この方法を行うと下記のメリットがあります。
- 燃費もいい(根拠不明)
- ブレーキかけてられる(一速に入っているので)
- クラッチレバー握らなくていい
- 楽
- N→1速に入れる動作を省ける
という素晴らしいメリットがあります。
「エンストさせるってバイクに悪いんじゃないの?」と思ったあなたは全然ダメです。
「最近のセルスターターはそんなに壊れない!最近のエコカーはエンジンストップするでしょ!」とのことです。
僕レベルでは「エコカーが大丈夫=バイクも大丈夫」とエコカーとバイクを同一視するという発想はありませんでした。さすがモーターサイクルジャーナリスト様です。
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バイクでの信号待ちで僕が行っているのはニュートラル
ちなみに僕が行っているのはニュートラルに入れる方です。スキあらばニュートラルに入れています。理由はやはり「楽だから」です。
僕なりにクラッチレバーを握ったほうがいい理由に反論して「ニュートラルにしている理由」にしてまみます。
教習所ではクラッチ握るように教えている
仰るとおりです。しかし、教習所で教えてくれないこともたくさんあります。もしかしたらこれもそういった類のことなのかもしれません。例えば教習所ではクラッチレバーを4本で握りなさい、半クラでシフトチェンジしなさいと教えられますが、それは公道での運転には向いていません。そんな感じの事かもしれませんよという話です。
>>>【必修】ブリッピングの全てを説明する記事【科目】
>>>【全6通り】バイクのクラッチレバーの握り方のすべて
すぐ逃げられるように1速で待機するのは当然
逃げなければならないケースはかなりのレアケースかと思います。僕がその局面に接したときに果たして瞬時に正しい判断を下してその場から逃げられるかと言うと甚だ疑問です。多分無理です。すぐ後ろの車であれば行けるかもしれませんが玉突きで追突されたらもっと無理でしょう。そんな「成功するかもわからないレアケース」に備えて疲れる姿勢を取り続けるのは効率が悪いと思ってしまいます。
ツーリング中は「疲れる」ということはかなり安全面に対してネガティブに働きます。疲れて集中力を欠いたまま運転しなければならない局面では事故を起こす確率がぐんぐん上がります。
バイクは車と違って運転を変わってくれる人もいません。どんなに疲れても1人で運転しなければなりません。疲れが理由で起こる事故は恐らく自分が原因で起きます。過失割合も高いですし人に迷惑をかけてしまいます。
一方で、クラッチレバーを握ることで起こる事故は自分が原因ではありません。迷惑をかけられる側です。過失割合も低いというか恐らく0でしょう。
疲れの蓄積によるトータルのリスクを考えると僕は疲れを溜めない方向にベクトルが向きます。
青になった時1速にうまく入らないことがあるため
先述のように僕には経験がないのでなんとも言えません・・・。そんなことあります?車種依存なんでしょうか・・・。
追突された時に玉突きになりにくい
1速に入っていたからと言って玉突きを防げるような追突事故はかなり稀かと思います。それくらい緩慢な(クリープ現象でぶつかられるような)事故であればニュートラル+ブレーキでも被害はほとんど変わらないような気がします。
バイクの車体は軽いですし、タイヤ接地面も四輪にくらべれば極端に狭いので、1速に入れていたからと言っても追突しててきた車両の勢いを抑えるほどではないでしょう。
なにかの拍子にレバーを離してもバイクが飛び出さない
どんな拍子なのかわかりません。追突くらいしか思いつきません。
極稀なケースに備えるか、疲労蓄積による危険に備えるか
ブレーキレバーを握りっぱなしにする理由はとても理解できるのですが、両者が防げるリスクを天秤にかけると僕はニュートラル派です。
極稀なケースに備えて疲れるか、疲労蓄積による危険に備えて楽をするかの違いではないかと思います。僕はコスパ良く生きていきたいので後者を選択しています。この場合のコストは「疲れ」、パフォーマンスは「事故防止効果」です。
信号待ちの間ずっとレバー握ってるなんて想像しただけでぞっとします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?あなたはどっち派ですか?調べた感じだとニュートラル派の方が多い感じでした。
「信号待ちで着く足は左右どちらか?両方か?問題」と同じで、互いに「普通に考えたこっちだろ・・・」と言う感じの問題ですが少なくとも「エコカーが大丈夫=バイクも大丈夫」という方は少ないかと思います。うむうむ。
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