【梅雨など】一か月ぶりくらいにバイクに乗るときに気を付けたい3つのこと

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各部注油、空気圧管理、アイドリングをしてから乗り始める


この記事にたどり着いた方は

  • バイクの勉強中
  • 一か月ぶりにエンジンに火を入れようかと思っている


という方ではないでしょうか。

この記事では久しぶりにバイクに乗るバイクにダメージを与えないように、びっくりさせないようにこういうことすればいいと思いますということをさらっと書いていきます。

久しぶりにバイクに乗る方で

  • 余計なメンテナンス代を払いたくない
  • バイクを長持ちさせたい
  • バイクを大事にしている


という方に役に立つ内容になっています。多分。

一か月前と違っていること


半年以上バイクを放置しているとガソリンが腐り始めたり、タイヤが変形したり、バッテリーが上がったり、さまざま不具合が起きてきますがこの記事では梅雨時期でバイクに乗れないなどのせいぜい一か月程度のことについて書いていきます。

一か月前と違っていることは

  • 油膜切れしている
  • 空気圧が減っている
  • エンジン内が乾燥している


という3つの変化が起きています。各項目を説明していきます。

一か月乗らなかったバイクは油膜切れしている

バイクが動いているときは各パーツがいい感じに動くのでいい感じに各パーツの必要な部分に油がいきわたります。最もわかりやすいのがフロントフォークです。
バイクが動いているとサスが伸び縮みするのでそのたびにインナーチューブにフォークオイルがうっすらと付着してなめらかな動きをすることができます。

バイクに乗り続けていると(油で)潤ったバイクの状態を維持することができるのです。


一か月も動かさないでいるとインナーチューブについていた油膜が取れてしまっています。いわゆる乾いたバイクになってしまっています。この状態で急にサスを動かすとダストシール、オイルシールがインナーチューブとの摩擦で傷み、最悪の場合オイル漏れを起こしてしまいます。

これはサスペンションだけではなく、バイクのパーツとパーツが接するあらゆる場所で起こっています。

一か月乗らなかったバイク空気圧が減っている



バイクに乗り続けているときも空気圧管理は最低でも月に一回は行うべきものです。

「しばらく乗っていなかったから空気圧も大丈夫だよねー」と思ってしまいがちですが、タイヤ内の空気はバイクに乗っていなくても少しずつ抜けていってしまいます。

一か月乗らなかったバイクは油膜切れしているエンジン内が乾燥している


これは油膜切れと同じです。エンジン内部のパーツ、例えばシリンダーなども油膜切れを起こしている可能性があります。密閉空間なのでサスペンションほどではありませんが、一か月前よりは確実に乾いた状態になっています。

この状態ですぐにエンジンを高回転までまわしてしまうとエンジンにダメージを与えてしまいます。


一か月ぶりに乗るバイク前に行うべき対策


それぞれの内容に対しての対策を説明していきます。

一か月ぶりに乗るバイク油膜切れ対策

  • ギアボックスとペダルの接続部分
  • シフトペダルの根本
  • ステップの根元
  • ブレーキペダル根元
  • サイドスタンド根元
  • ステムベアリング(上)
  • ステムベアリング(下)
  • ホイールベアリング(前後左右)
  • レバー類の根元


にシリコンスプレーをさっと吹いてあげましょう。これだけで各パーツが生き生きと仕事をし始めます。

詳しくはバイクの日常的にシリコンスプレーで注油すべき9箇所を読んでみてください。チェーンだけはシリコンスプレーではなく、専用品を使ってください。




そしてもっとも大切なのが前後フォークのインナーチューブへの注油です。
フロントフォークの寿命を3倍延ばすメンテナンス方法で紹介している方法がもっとも良いのですが、面倒な方はシリコンスプレーをさっと吹いてあげるだけでも全然違います。

乗っていない間の錆を防ぎたい方は乗っていない期間中に週一回程度、この注油作業をするだけで錆を防いでバイクの調子を維持することができます。


一か月ぶりに乗るバイク空気圧対策

抜けたら入れる。バイクに乗り始める前に空気圧を適正値にしましょう。とっても簡単。空気圧管理はガソリンスタンドではなく、自宅で行くのが最もおすすめです。

バイクの空気圧はガソリンスタンドで調整しない方が良い2つの理由
5000円で空気圧管理を始めたらバイクライフが劇的に良くなった話

一か月ぶりに乗るバイクのエンジン内乾燥対策


上で説明したように手の届く範囲であればスプレーでちゃちゃっと対策できるのですが、エンジン内部はちょっと気軽に油を回せません。ですで、エンジンをかけて数分はアイドリングをして、ゆっくり油がエンジン全体に回ってなじむのを待ちましょう。

寝起きで全力疾走させたら心臓とまっちゃいます。

※エンジン始動方法に関して有益なコメントを頂戴しました。記事下のコメント欄をご一読ください。

まとめ


いかがでしたでしょうか。

一か月ぶりにバイクに乗るときは

  • シリコンスプレーで各部注油する
  • 空気圧を適正値にする
  • アイドリングをしっかりしてエンジン内の油を回す


というちょっとした作業を行ってバイクに大切に乗っていきましょう。







僕にロッコルを履かせて!





【梅雨など】一か月ぶりくらいにバイクに乗るときに気を付けたい3つのこと” に対して2件のコメントがあります。

  1. ただのクソ素人 より:

    コメント失礼します。
    いつも楽しく拝見させて頂いています。
    暫く始動していないエンジンに関してなのですが、バイクのエンジンは構造上エンジンオイル冷間時は(全部の車種では無いかもしれませんが…)3,000rpmくらいは回さないとヘッドまでエンジンオイルが圧送され辛い思います。
    ちょっと気が引けますが、久しぶりに始動するエンジンは水温計の針が動く迄は3,000rpm(勿論それ以上は熱膨張のクリアランスが取れていないので不可)固定がよろしいかと思います。
    アイドリングで暖気ですとヘッドの(カムシャフトのメタル等)潤滑不良を起こすと思います。
    間違えていたらごめんなさい。

    1. okoblo より:

      ただのクソ素人様

      コメントありがとうございます。勉強になります。ただのクソ素人さんの説明はバイク屋さんから教えてもらった僕のバイクの始動方法、

      ①エンジン始動
      ②スロットルを軽く開けて1500回転維持
      ③スロットル開度そのままで、自然と3500回転に上がるまで待ち

      と同じ感じで驚きました。僕のバイクは空冷ですが考え方は同じなんだと思います。今までパブロフの犬よろしく何も考えず始動していましたが、根拠が理解できてうれしいです。

      追伸:ただのクソ素人さんがただのクソ素人だと僕はただのクソ×100素人になってしまいますがこれからもオコブロをよろしくお願いします。

      オコブロを読み終えたら>>>こちらもチェックしていただけると幸いです。

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