交差点で膨らむ?バイク低速右左折をズボラにクリアする方法1選
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クラッチ切って直角に曲がるイメージ
この記事に辿りついた方は
- 発進と同時の右左折だとバイクが膨らんでしまう・・・
- 交差点の右左折が怖い・・・
- バイクの勉強中でーす!
という方ではないでしょうか。
この記事では初心者の方が不安に感じやすい、
低速走行時の交差点通過をズボラ操作で楽をする方法
とそのズボラ運転が応用できる局面を挙げていきます。
自然にズボラ運転をしている方も多いと思いますが、真面目に乗っている方は是非試してみてください。
発進+曲がるはちょっと難しい
バイクに慣れれば問題ないのですが、発進するのと曲がるという操作を同時に行うのでそれなりに難易度はあがりますよね。同時進行ですから。
下の動画の方は隼に乗っていらっしゃるのにあまりバイクに慣れていなかったようですね。停車時も両足ついていますし、技量の低さが伺えます。で、案の定のエンストごけです。
こういった下らない立ちごけの心配をしなくて良くなる方法を書いていきます。下らない心配をしなくていいということはそれだけ心に余裕がでて、より楽しく安全にバイクに乗ることができます。やったー!
>>>まさかあなたは両足着く派?バイクで信号待ちをするときの足について
>>>いきなり大型バイクでは真に楽しいバイクライフを送る機会を永遠に失ってしまう5つ理由
交差点の発進からの右左折時、ラインが膨らむ
信号が青の交差点を右左折で曲がっていくときは、直角のコーナーを曲がるように速度を落とすだけでスムーズに曲がれますよね。
これができなければ直角のコーナーも曲がれていないというとことなのでまずは超基本的なコーナリングの勉強から始めなければいけません。このレベルのコーナリングは教習所でマスターしているはずなのでほとんどの人ができることだと思います。
しかし、赤信号から青信号に変わったとき、停車状態からの右左折に不安を感じる方は少なくないと思います。
普通に曲がっているのに走行ラインが膨らんでしまうことはありませんか?
右折のときは縁石に近づきすぎてしまったり、左折のときは対向車線に近づきすぎてしまったり・・・。
なによりバイクにうまく乗れていない自分に嫌気がさしてきますよね。あなたのことを「かっこいいライダー」のように見てくれているキッズが近くにいるかもしれない交差点なので嘘でもいいからかっこよく、かっこつけて通り過ぎたい!キッズを失望させたくない!そんな感じで悩んでいる方もいると思います。いねーか。
まぁとにかく膨らんでいては格好悪いし、危ないのでなるべく膨らまないで交差点をクリアしたいわけでございます。
バイクは低速時は不安定になる
高速で走っているバイクは「セルフステア」によって常にバランスをとっています。
例えば前輪を右に傾けようとする力がはたらくと車体は右ではなく反対側の左に傾きます。この大小を繰り返すことでバイクは安定して走っていけます。この補正効果のような機能は車輪が高速で回転することでその効果を増していきます。高速回転するものが安定するというのは「ジャイロ効果」といいます。バイクに乗っていてジャイロ効果が発揮されるもの、つまり回転しているものはたくさんあります。エンジンの回転やホイールの回転、駆動系(ベルトやチェーン)などの回転、気の持ちようでは命がけの判断を連続で行っているライダーの頭の回転も入ってきます。こねーか。
>>>セルフステアとは
>>>バイクでの手放し運転のススメの共通事項
僕はバイクの専門家ではないので上で説明したことは間違っているかもしれません。が、「高速で走っているバイクは安定している」というのは間違っていません。それはバイク素人の僕レベルでも観測できることができます。だって高速走っているときはふらふらしませんもんね。簡単な話!「ジャイロ効果」とか「セルフステア」とか言葉を使ったのは少しかっこつけたかっただけです。ごめんなさい。
伝えたいことは単純で
バイクは低速だと不安定になるから膨らんじゃうのは仕方ないよね!
ちゅーことでゴザマス。うむうむ。
単に膨らむだけではなくていろんな不具合や格好悪いことが起きる可能性が付随してきます。例えば・・・
エンジンガクガクノッキング
「2速で曲がれるだろうHAHAHA!」なんて思って曲がり始めたら思った以上に膨らんだことで思った以上に減速してしまい、アクセル開けたけどエンジンが子羊みたいにガクガクいわしちゃってかっこ悪いエンジンに悪い。とか。
1速で曲がろうとしてみたんだけど妙にガクガクしちゃう!小排気量のエンジンだと起こりやすいかもですね。とか。
エンスト転倒
ガクガクが過ぎちゃってエンストしてバランス崩して転倒!とか。交差点内で転倒ってかなりつらいですよね。周りにえげつない迷惑をかけてしまいます。
正しいとされているセオリー通りの曲がり方
一般的に交差点を曲がるときに推奨されている方法はこんな感じ↓
- 後輪ブレーキとアクセルワークで曲がりきる。
- エンジンの回転数は一定
- 回転数は落としすぎない
- 後輪ブレーキはじわっと踏む
- エンストしそうになったらアクセルを煽る
- バランスを崩したら足を出して体制を整える
ネットで拾った情報なので僕の考え方とも違うし、バイクがお上手は方の考え方とも違うかもしれませんがだいたいこんなことが書かれていました。
多分これがセオリーで合っていると思いますが、膨らんでしまう方はこれができないから膨らんでいるのだと思います。
なのでこれができない人のために僕がやっているズボラな方法を説明していきます。
クラッチを切って直角に曲がるイメージでいってみましょう!
やり方は簡単です。
- まっすぐ発進(半クラ)
- 曲がりたい方向にちょっとだけ車体を斜めにする(半クラ)
- 曲がりたいと思ったところでクラッチ全部切る
- バイクがカクっと曲がりたい方向を向く
- クラッチつないで発進
なんか文字にすると面倒くさそうなんで図を使いながら説明してみます。
セオリー通り曲がったときのライン
まずはセオリー通りに曲がろうとして膨らんでしまうパターンの図です。
大げさに描いちゃてますけどこんな感じですね。曲がっているときはクラッチ操作をしていないので、ちょっとビビッて減速しすぎたら即エンストコースです。
最初から最後まで、発進から交差点を抜けるまでずっと「曲がろう」としています。
交差点全体を使って曲がろうとするので途中で操作をミスったりイメージ通りいかないことがあると膨らんでがちです。
ズボラ運転したときのライン
①まっすぐ発進(半クラ可)
この方法だと「発進」と「曲がる」を同時に行いません。まずは「発進」です。簡単ですね。難しいことは考えずに車体はまっすぐで発進します。発進してクラッチを完全に繋げてもいいですが、不安な方はずっと半クラでも大丈夫。慣れてきたら半クラを使わないようにできれなお良しです。半クラはバイクに良くないですからね。過剰な半クラは甘えです。うむうむ。
②曲がりたい方向にちょっとだけ車体を向ける(半クラ可)
発進できたらなんとなく曲がりたい方向に車体を向けます。なんとなくでいいです。「曲がるゾウ‼」ではなく「僕ちょっとだけあっちに行ってみたいの」くらいのことをバイクに伝える程度です。ここでちょっとでも怖いのであれば半クラのままでも大丈夫です。慣れたら・・・(以下同文)
③曲がりたいと思ったところでクラッチ全部切る
で、ここからいよいよなんですが、「ここでバイクの向きが変わったら最高なんだよぁ」という点まで来たらクラッチレバーを握ってクラッチを完全に切りましょう。
④バイクがカクっと曲がりたい方向を向く
すると駆動力が後輪から抜けるので一瞬バイクは超不安定になって「スッ」とあなたが向きたい向きに向いてくれます。
⑤クラッチつないで発進
向きたい方向に車体が向いているので後は加速していけばOK!!やったー!バイクが僕の言うこと聞いてくれたー!やったー!
「クラッチを握ったときにバイクが向きたい方向を向いてくれる」というのはスポーツ走行時のコーナリングの「きっかけ作り」に似ています。
スポーツ走行時はそれまで握っていたフロントブレーキをパッと離すことが車体を倒しこむ「きっかけ」になったりします。こればブレーキングで安定していた車体のバランスを崩すことで向きが変わったように鋭く曲がっていくので【向きが変え】と呼ばれたりします。
クラッチを握ったときにそれまではエンジンの力がタイヤに伝わって安定していた車体ですが、伝わる力を一瞬抜いてあげることでピュッと、一瞬で向きを変えてしまうというわけです。
クラッチ切ってるんでエンストゴケの可能性も排除できます。
セオリー通りの曲がり方とは違い、
曲がり続けるのではなく
まっすぐ発進して
向きを変えて
まっすぐ加速
と、交差点を分割して使えるのでいい感じに曲がっていけるのです。もし万が一どこかでミスったりイレギュラーなことが起きても、分割して考えているのでトラブルが起きた次のセクションで立て直しができるというわけ!
なんだかいい感じの説明ができた気がして満足!
乗車姿勢を変えて更に安全安心に
それと低速でバイクを操作するときは「前乗り」してあげるとうまくいきます。ハンドルに自分の体重をかけてハンドルの動きを意図的に重くすることで不安定で不安になる気持ちを抑えられますしね。
シートの前側に座るだけ。「低速走行時は前乗り、高速走行時は後ろ乗り」これ基本。
>>>シーンに合わせたバイクの正しい乗車姿勢【ライディングポジション】
こんな基本的なことも知らずにバイクに乗ると「オフ車に極端な後ろ乗りで乗っちゃう芸能界屈指のバイク好き」になってしまうので気を付けましょう↓
>>>いきなり大型バイクでは真に楽しいバイクライフを送る機会を永遠に失ってしまう5つ理由
それでもだめならハンドル切っちゃえ!
ハンドルから力を抜くのがライディングの基本ですが、どうしても怖い場合は曲がりたい方向にハンドルこじっちゃってもいいと思います。どうせ交差点なんてライディング楽しむ場所じゃないんでね・・・。
>>>バイクとライダーの主従関係はシーンによって入れ替わるという概念
このテクニックは低速走行時に役に立つ局面がたくさんあるのでなんとなく役立ちそうな局面を書いていきます。
信号のない交差点
冒頭の隼下手くそお兄さんの局面ですね。停止線で一時停止をしてそこからこのテクニックが使えます。
正しい一時停止のやり方は別記事をご覧ください。警察の取り締まりも受けず、自分の安全も確保して立ちごけもしない完全なる一時停止のやり方を説明しています。
>>>バイクの完全なる一時停止~違反、事故、立ちゴケを防げる6ステップ~
コンビニから出るときでも入るときでも
車の切れ目で入るときも出るときもこの方法をつかえます。youtubeみてるとコンビニの出入りが下手な人がたくさんいます。ひどい人だとコンビニ入るのに転んだりする人まで・・・。コンビニってもっと気軽なものであってほしいの・・・。この方法を使ってもっとコンビニをコンビニにしてください。
Uターンするときでも
Uターンするときのセオリーもリアブレーキ引きずってうんぬんですが、ターンし始めたらクラッチきっちゃえばカクっと曲がるしエンストしません。みなさんコケ過ぎケイン小杉。
小さい右左折で小さく向き変えできているか確認しよう!
日々自分がうまくなっている実感があった方が楽しくバイクと向き合えるので、特に初心者の方は交差点の度に「小さく向き変えできているか」をチェックしながら公道を走ってみましょう。
クラッチをつないで発進するときに、車体がどの位置にあるか確認します。
右折であれば「なるべく中央線寄り」
左折であれば「なるべく左の白線寄り」
に車体が来ているようにしましょう。もちろん寄りすぎると危険ですので状況で!
まとめ
いかがでしたでしょうか。それっぽい記事にするために理由がわかるように詳しく書きましたが、簡単に言うと
膨らむ前にクラッチ握ろう
という感じです。
真面目にバイクに乗ることはとっても大事ですが、それは必ずしもセオリーに従わなければばらないということではないと思います。バイクに乗っている方、特にブロガーやライターさんは頭が悪い方が多いので、頭の良い皆さまは「自分にとって一番やりやすい方法」を見つける方向でいきましょう。
>>>副業として趣味特化ブログを始めようとしている方に伝えたいこと
僕にロッコルを履かせて!