【起きた事は】被害を最小限にするバイク転倒時の対処方法【仕方ない】
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バイクで転倒したら被害が拡大しないように、冷静に対処する
この記事にたどり着いた方は
・バイクで転倒してしまったことがある
・バイクで転倒してしまったらどうしよう
・転倒したライダーの横を通りすぎたが心がモヤモヤする
という方ではないでしょうか。バイクは支えなければ倒れてしまう乗り物なので常に転倒の可能性があります。
コーナリング中に操作を誤ったり、路面状況に合ったライディングができないと転倒してしまう可能性が高くなりますし、ちょっと油断すると立ちごけしてしまいます。
15年目で初の立ちゴケ は>>>こちら
この記事では
・自分が走行中に転倒してしまったらどう対応すればいいのか
ということに焦点を当てて説明していきます。
では転倒からその後のリカバリーまでのステップを順に解説していきます。
突然の、バイクに裏切られるあの感覚
転倒はいつも突然です。恋よりも突然です。そして恋は甘く苦いものですが、転倒は苦いだけです。しかもとっても苦いです。
ルンルンでコーナリングしていると突然愛車が「あれ?僕そんな風に動いてってお願いしてないよ?」という動きをします。
あ、今こいつおれの手を離れたな・・・
おれを裏切ったな・・・
裏切りの感覚の直後、バイク転倒
そう思うとほぼ同時に転倒です。転倒するときは潔くバイクから離れてしまった方が怪我が少なくて済みます。
ハンドルにしがみついていても転倒は避けられません。
潔くハンドルから手を離してバイクと一緒に滑ることを避けましょう。レバー類やステップ類が体に刺さったりすることを避けた方が賢明です。
今「そんなもん滅多に刺さらないでしょw」と思ったあなた、
我々はそういうもんに乗っているんですよ。
バイクでの転倒時
転倒したら、なるべくうまく道路を滑りましょう。
ライジャケ、革パン、革のグローブ、ライディングブーツを装備していれば擦り傷は最小限に抑えられるのでバイクに巻き込まれないように、ガードレールにぶつかる衝撃に対して受け身をとれるように冷静に滑ります。
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正しい装備を身に付けていない方はのたうち回って下さい。それは全てあなたの責任ですので当然です。
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滑り終わり
滑り終わったらまず自分のダメージを確認します。
このときアドレナリンがドバドバでているので怪我に気がつかないかもしれません。もし骨折をしていたらバイクを起こすどころの騒ぎではないので注意しましょう。
①まずゆっくり上体を起こして左右の腕を触ります。
②次に鎖骨を触ります。
③大丈夫そうならゆっくり立ち上がります。もし足が折れていたら被害が拡大しますので慎重にゆっくり立ち上がります。
④立ち上がれたら軽くジャンプして最終確認します。
擦り傷は軽微なはずなので軽く目視して「プロテクターなかったらやばかったなージャケット買わなきゃなー。」などと言いましょう。
ちゃんとした装備をしていない人はのたうち回っていてください。
バイク転倒後愛車のところへ
道路の安全確認をしてから愛車のところへ申し訳なさそうに近づいていきます。
裏切りったとはいえ、バイクはライダーの無茶な、下手な運転に嫌気が差して裏切ったので結局悪いのはライダーです。
①まずエンジンを止めます。キーをオフにできなければキルスイッチを使います。
②アドレナリンが出ているうちにバイクを引き起こします。
③他の車の邪魔にならないところ、通行している車両から見て目立つところ、安全な場所に移動させます。
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④ギアをローに入れて駐輪させます。転倒した場所へ戻り、オイル漏れなどがないか確認します。
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バイク転倒後オイル漏れがある場合
漏れている液体がオイルであれば砂や草をかけて後続のバイクが転倒しないようにします。ガムテープがあればオイル手前の路上に「オイル」などと文字を作りましょう。
漏れている液体の見分け方は>>>こちら
警察に電話をして、オイルの処理を依頼します。警察の到着までその場に留まり、通行車両に対してオイルの注意喚起を続けます。向かってくる車両に対して手を上下させて減速させます。オイル溜まりを指差して危険を知らせましょう。
オイルの処理が終わったらバイクの元に戻ります。
※オイル漏れはあまり起こりませんが、放置するとこんな二次被害を生んでしまいます。必ず対処しましょう。
バイク転倒のダメージを確認
愛車のところへ戻り、愛車のダメージを確認します。
レバー、ペダル類は特に曲がったり折れたり破損しやすいです。
原因の究明
人は失敗から学びます。次に同じ局面で転倒しなくて済むように、「何故転倒してしまったのか」、原因を究明します。
そして、次に同じ局面になったときにどうすれば転倒を回避できるのか、ということをとことん考えましょう。
転びっぱなして「運が悪かったなーHAHAHA!」というだけではあまりにもお粗末です。頭をフル回転させて、創造力を使って未来の自分の糧にしましょう。
バイク転倒後は、バイクを起こしてもすぐにエンジンをかけてはいけない
ガソリン漏れの可能性があるのですぐにエンジンをかけてはいけません。そもそも転倒直後の車両はエンジンがかからないと思います。まずはゆっくりダメージを確認しましょう。
ダメージ確認後、エンジンをかけてみます。転倒によりプラグが被った状態になっていましたが、しばらく時間をおいたので長めにセルを回せばかかると思います。
もしかからなければお世話になっているバイク屋さんか保険会社に電話してレッカーを手配しましょう。
バイク転倒後のレッカーの手配の仕方
スマホで現在位置を確認します。道路の名前、目印、目印からどちら方向にどれだけ進んだ辺りなのか、電話した相手が事故現場を理解できる情報を得ます。
スマホが壊れてしまって現在位置がわからない場合は、近くの電柱を探せば住所が書いてあります。
バイク転倒後、自走できる場合
自走できる場合でもその日のツーリングはここで終わりにします。
万が一体に痛みが出てきたり、先程は気づかなかったダメージの影響が出てくるかもしれません。自宅になるべく近づいた方が良いです。
少し走って違和感がなければ手放し運転をしてみます。ハンドルのブレなどが感じられなければ大丈夫です。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。のたうち回っていたちゃんとした装備をしていないライダーもそろそろ救急車に乗れましたかね?
怪我をいしても、命があればなんとかなります。ちゃんとした装備で備えずに、転倒して騒いでる人は放っておいてあなたは冷静に対処して無事に命を持ったまま帰宅しましょう!
僕にロッコルを履かせて!