バイクヘルメット規格の解説と8つの規格の安全性ランキング

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安全性に関してはフルフェイスを被った時点で安全性100点、各規格は105点とかそういうもの。あとは快適性能が付加される。



この記事に辿りついたあなたはグッドライダーです。素晴らしいライダーです。まだバイクに乗っていない、免許も持っていないとしてもあなたは必ずグッドライダーになります。バイクが楽しくて仕方なくなります。そして安全に乗ることができます。



半ヘルのアゴ紐締めないで乗ってる「乗ってるだけライダー」が「バイク ヘルメット 規格」で検索しないでしょ!


少なくともあなたはそんなキーワードで検索をしたと思います。それだけで素晴らしい。バイク界の未来は明るいぜよ。



と僕は思ってしまいます。今後ともよろしく。







それで・・・・今回はヘルメットの規格に関してです。詳しく納得のいく「答え」を書いていますのでゆっくりしていってください。


たくさんあるバイクヘルメットの規格

ヘルメットを調べていると「このヘルメットはsnell規格だから安心だよ」と書いてあったりするので「そーかーsnell規格じゃないとダメなのかー。高いなぁ」と悩んでしまうこともあると思います。

この記事では僕が考えるヘルメットの規格についての考えを書いていきます。

ちょっと違うのだったかなー


【注意喚起】ヘルメットに消臭スプレーを使ってはいけないたった1つの理由は>>>こちら
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バイクヘルメットにはどんな規格があるのか



バイクヘルメットにはどんな企画があるのかを紹介していきます。

SGマーク


製品安全協会という、いかにもなところが認定した消費生活用品に貼られる「safety goods」を略したマークです。ヘルメットに限らず乳幼児製品、福祉用品など色んな製品に貼られます。

SGマークを貼った製品が原因で事故が発生した場合最高1億円の保険金が支払われます。

「SGマークを貼った製品が原因で事故が発生した」というのは「バイクでカッ飛ばして転んで頭打って後遺症残った」などでは恐らく支払われません。
ヘルメットが原因で転倒したわけではないですからね。原因はカッ飛ばしたことですからね・・・。

「法規走行中にあご紐が外れて、落ちたヘルメットを踏んで怪我をした」ならば支払われるかもです。
「あご紐を締めていた証明」はしなければならないと思いますが。

  「SGマークがあればなんとなく安心だよね」というノリです。

JIS規格


流通や消費活動を国民が円滑、単純に行えるように国が定めた製品の寸法や品質、安全性等の規定値に基づいた製品。

例えば「トイレットペーパーはこの大きさに統一すればホルダーをいちいち買い換えなくて良いよねー同じ規格でよかったー」みたいな感じ。

ヘルメットで言えば「国が定めた品質・性能・安全性を確認する統一された試験をクリアしているよ」ということ。
製品安全協会が認定するSGマークより国家が認定しているのでより安全な感じです。

PSCマーク


消費生活用製品安全法で定められた安全性基準をクリアした製品に与えられるマーク。国が定めて要るという点でJIS規格に近いかもです。
このマークがなければヘルメットとしての販売、販売目的の陳列をしてはいけないとされています。

「観賞用」として販売されているヘルメット(のようなもの)はPSCマークの規格をクリアしていないため、国内でヘルメットとして販売できないので「観賞用」として販売しています。

SNELL規格


自動車レースでヘルメットが原因でなくなったピート・スネルさんの友人が作った「スネル財団」が作った規格。世界的にみてもとっても厳しい規格。5年ごとに「最新のバイクに見合う規格」に見直しをしているとっても信頼性が高い規格。

スネルさんが「ヘルメットが割れたのが原因で亡くなった」ので「ヘルメット自体の耐強度」を重要視しています。

DOT規格


合衆国運輸省認定規格。要はアメリカの規格です。
国が定めているのでJIS規格のアメリカバージョンといった感じですね。
ICON,BELL,SIMPSONのヘルメットはアメリカのメーカーなのでDOT規格がついています。
SNELL規格とは逆で「ヘルメットが壊れることで衝撃を吸収する性能」を重視しています。アメリカの規格なので我々の頭の形には合わないかも??

ECE規格


ECE(国連欧州経済委員会)が作った規格。JIS規格のヨーロッパバージョンですかね。
DOT規格と似ていて「ヘルメットが壊れることで衝撃を吸収する性能」を重視しています。

他の規格よりも顎部分のテストなど細かくテストするします。イタリアのAGVについていたりします。

Arai規格


日本の一流ヘルメットメーカー「アライ」が独自に定めている規格で、SNELL規格より更に厳しい規格を独自に作っています。

例えば落下試験ではSNELL規格より高い位置から、SNELL規格より多い回数落下させて試験をするという具合です。「衝撃をいなす、かわす」ということに重きを置いています。

HPからは「規格の先を見据えて現実の衝撃からライダーを守る」「選手用と市販品の安全性の区別をしない」と、ヘルメット作りへの情熱を感じ取ることができます。

MFJ規格


MFJ(財団法人日本モーターサイクル協会)が定めた規格です。この規格がないとMFJ公認のレースにでられませんが、SNELL規格であれば認定を受けられるらしいです。

無規格


PSCマークの規格をクリアしていないため、国内でヘルメットとして販売できないものを「観賞用」として販売しています。

どのヘルメット規格が最も安全なのか


それぞれの規格の意図や重要視する安全性能のベクトルが違うため、一概に「この規格がいい」という判断はできないのですがここまで見てきた内容を総合して敢えて順位をつけるとこんな感じ。僕の主観です。

1位 Arai規格


・・・世界的に見てとても厳しいとされているSNELL規格より上だから

2位 SNELL規格


・・・ 世界的に見てとても厳しいとされているから

3位 MFJ規格


・・・ SNELL規格であれば認定を受けられるから

4位  JIS規格 PSCマーク DOT規格 ECE規格


・・・国単位の規格だから

5位 SGマーク


・・・国よりも小さいところで設けた規格だから

※あくまで僕の考えです。  

バイクヘルメットの法律的な話


様々な規格がありますが「公道で被ってはいけない、違反になるヘルメット」はどんなものでしょうか。
道路交通法で定めているヘルメットの基準は

・左右、上下の視野が十分とれること。
・風圧によりひさしが垂れて視野を妨げることのない構造であること。
・著しく聴力を損ねない構造であること。
・衝撃吸収性があり、かつ、帽体が耐貫通性を有すること。
・衝撃により容易に脱げないように固定できるあごひもを有すること。
・重量が2kg以下であること。
・人体を傷つけるおそれがある構造でないこと


のみです。つまりとても意外に思うかもしれませんが工事用のヘルメットも道路交通法上問題ないのです。

自転車用の大きく空気の取り込み口がついたものは「耐貫通性を有していない」とみなされるかもしれないので問題があるかもしれません。

安全な規格のヘルメットを被ろう
法律内かもしれないが常識の範囲外ではある


もちろん僕の大嫌いな「半ヘル」も問題ありません。「観賞用」として売っているものも問題ありません。

PSCマークは「ヘルメットとして販売してはいけない」ということで、「これを被って運転してはいけない」ということではありません。

こちらのサイトがとても説得力があり、わかりやすいので参考にして下さい。
http://bike.hokahoka.net/%E9%81%95%E5%8F%8D%E3%81%A7%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%84%E3%83%98%E3%83%AB%E3%83%A1%E3%83%83%E3%83%88%E5%9F%BA%E6%BA%96

バイクヘルメット規格の安全性に対する僕の考え


安全性に関しては「フルフェイスのヘルメットを被った時点で100点」だと思っています。

それ以上の安全や快適性に関する付加価値として規格があると思います。


大袈裟に点数付けをすると

105点 Arai規格のフェルフェイス
104点 SNELL規格のフェルフェイス
103点 MFJ規格のフェルフェイス
102点 JIS規格 PSCマーク DOT規格 ECE規格のフェルフェイス
101点 SGマークのフェルフェイス
100点 鑑賞用のフルフェイス





60点 ジェットヘルメット(規格に関わらず)






10点 半ヘル(規格に関わらず)





1点 一般的にバイク用では無いヘルメット
0点 ノーヘル










-1000点 あご紐を正しく締めていない全てのヘルメット


※あご紐をしていなければArai規格のフェルフェイスであっても「落ちたヘルメットを後続の車やバイクが踏んで事故を起こす可能性」があるので「-1000点」です。逝くなら1人でどうぞ。



観賞用のヘルメットとArai規格を比べたらそれはArai規格の方が全ての面において優れているのでしょうが、「たった5点の差しかないんじゃない?」というのが僕の考えです。


大切なのはフルフェイスか否か



確かにこの5点で生死が分かれることもあると思います。しかしそれはかなり稀なケースだと思います。


その5点がどうしても大事というのであれば「二輪車と運転、または同乗するものはアライ規格のヘルメットを着用しなければならない」という法律ができるはずです。国が作らなければいけません。

先ほど「その5点がとっても大事なんだよ。okobloは適当だな」と思ったあなたの105点が国が定める105点なのです。

※現在の国の考えだとあなたの105点は206点ということ。


大きな生死の分かれ目は「フルフェイスかどうか」というところではないでしょうか。

快適性で考えても「日焼け」「雨や飛び石目や顔の保護」「風きり音」などの面全てで他のヘルメットよりフルフェイスが上回っています。

日本の公道で走るということからバイクヘルメット規格考える


我々の多くは日本在住の日本国民で日本の公道を走ると考えると、国が定めている

SGマーク JIS規格 PSCマーク の規格以上のもの


を選んで使って頂ければといいのかな思います。
と言いつつ僕は観賞用のヘルメットも使っています。フルフェイスです。ギャバババーーーン!

ヘルメットの規格品を被るライダー
仲直り

バイクヘルメット規格まとめ



いかがでしたでしょうか。それぞれの規格についてなんとなくお分かり頂けましたでしょうか。繰り返しになりますが、この記事に辿り着いている時点であなたはグッドライダーです。これからも自分のかっこいい顔と尊い命をまもっていきましょう。


余談ですが、ヘルメットにスピーカーを仕込んで音楽を聴いたり、インカムで話したりするときは「いいヘルメット」の方が全然音質がいいです。同じ機材をつかっても「顔へのフィット感」が全然違うので音質も全然かわります。

そんなことも含めてヘルメットを選びましょう。

ちなみに僕が使っているもう1つのヘルメット(音質最高)はアライです。

もう1つはシンプソンもパチものです。本物は品質の割に高すぎるのでパチものという選択です。僕が買ったときは「観賞用」でしたが今見たら PSC/DOT安全規格品 になっていました。 PSC も取ってんのかよ・・・。



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