宿泊ツーリングは日帰りと比べて全体のコストを41%削減できる話
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経済的にも体力的にも時間的にもメリットしかない【ツーリングコスト】
この記事に辿り着いた方は
・ツーリングと言えば日帰りだ
・宿泊ツーリングをしたことがない
・宿泊ツーリングは上級者のやることだ
・泊りツーリングはお金がかかる
という方ではないでしょうか。
宿代がかかる分、日帰りツーリングよりも費用がかかりそうな宿泊ツーリングですが、実は泊まれば泊まるほどコスパは良くなるということを説明する記事です。宿泊ツーリングは信じられないほど楽しいです。初心者のあなたのイメージを壊しますので、この記事を読み終わったときに
次のツーリングは泊りで行こう。
絶対。
と思っています。絶対。多分恐らく。
あなたにとって「ツーリング」といえば「日帰り」か「泊まり」か
あなたにとってツーリングとは恐らく「日帰りでいくもの」ではないでしょうか?
「ツーリングと言えば泊り!」と言う方は少ないのではないでしょうか。
かつての僕もツーリングといえば日帰りでしたし、多くのライダーにとってもそうだと思います。
あなたはかつて僕が思っていたように
「泊まりのツーリングは連続で走るから上級者向け、
高速代に加えて宿泊代もかかるからなあ。」
と思っていませんでしょうか。
僕もかつてはそうでした。しかし、一度宿泊ツーリングをすると「これがツーリングの答えだな」と思います。
今では
・1日休みの日はいつもの峠でライテク重視のツーリング
・連休のときはいつもの峠以外でツーリング重視のツーリング
と決めています。たまにお誘い頂いて日帰りツーリングに行くこともありますけどね。
二つのツーリングスタイルの違い【ツーリングコスト】
日帰りの場合
日帰りの時は「高速に乗って遠くの道を走りに行ったり」せず、慣れ親しんだ「いつもの峠」でバイクの練習的なことをしています。バイクとのシンクロ率を上げるためだったり、自分と言う人間を確認するためだったりしますが、1番の目的は「ライテクの向上」です。ですのでごく限られたルートしか走りに行きません。
時間もとても短いです。ゆっくり起きて昼前に出発し、夕方帰ってくるようなチョイノリです。
遠くまで行きませんのでもちろん高速道路も乗りません。かかる費用はガソリン代と昼食代と缶コーヒー代くらいです。いつもの道に行くので観光も全くありません。
ライダーが「いつもの峠」を持つべき理由5つといつもの峠の条件6つ は>>>こちら
泊りの場合
連休のときは上記練習の成果(主に安全面、綺麗にコーナリングする等)を出して、楽しく安全に遠くの道をツーリングしています。
早朝に出発して夕方にはチェックインという流れです。僕は兎に角走りたい性分なので1つ1つの観光地、目的地の滞在時間は短いですがちゃんと観光地へ行ってツーリングっぽいことをしています。行きかえりの時間を減らせる(詳しくは後述します)ので楽しい道をずっと走っています。
ツーリングの目的を「バイクに乗ること」にする理由と3つの成功例 は>>>こちら
何故ツーリングスタイルを分けるのか
何故それほどハッキリと日帰りと宿泊でツーリングの仕方を変えることになったかというと
宿泊ツーリングは時間、体力、お金、全てにおいて余裕ができる
ことにようやく気付けたからです。余裕ができるということはより安全に、楽しくツーリングを楽しめるということです。
宿泊ツーリングのメリットを知ってしまうとわざわざお金をかけて時間に追われながら日帰りツーリングをしているのがバカバカしくなったという感じです。
その理由を説明していきます。
3つのツーリングルートを走る場合の例【ツーリングコスト】
例え話です。
走りたいルートA、B、Cがあったとします。
どのルートも自宅から200km離れていて、高速を降りてから乗るまで100km走る、往復計500kmの行程とします。A、B、Cは同じ方面(富士山方面とかビーナスライン方面とか)とします。
日帰りツーリングの場合のルート【ツーリングコスト】
500キロの距離ですから高速を使って日帰りでちょうどいいような距離ですよね。もちろん同じ日に3ルートは物理的に不可能ですから、日帰りツーリング×3回に分けます。
・自宅→高速→ルートA→高速→自宅
・自宅→高速→ルートB→高速→自宅
・自宅→高速→ルートC→高速→自宅
泊まりツーリングの場合のルート【ツーリングコスト】
1日1ルートとして2泊3日の宿泊ツーリングになります。
・自宅→高速→ルートA→宿泊→ルートB→宿泊→ルートC→高速→帰宅
距離の違い【ツーリングコスト】
これを走ってる距離で考えてみます。
日帰りツーリングの場合の距離【ツーリングコスト】
自宅→ルート→自宅を3回行いますよね。
・自宅→高速200km→ルートA100km→高速200km→自宅
・自宅→高速200km→ルートB100km→高速200km→自宅
・自宅→高速200km→ルートC100km→高速200km→自宅
合計1500km
泊まりツーリングの場合【ツーリングコスト】
日帰り3回と違って行きが1回、帰りも1回になりますね。
・自宅→高速200km→ルートA100km→宿泊→ルートB100km→宿泊→ルートC100km→高速200km→帰宅
合計 700km
この違い分かります?泊りだと毎日帰宅しなくていい分、距離が短くなるということです。
後の結果はお察しの通りですが時間、費用についても具体的に数字を挙げて説明していきます。
時間の違い【ツーリングコスト】
時間の違いです。
日帰りツーリングの場合の時間
・自宅→高速3時間→ルートA3時間→高速3時間→自宅
・自宅→高速3時間→ルートB3時間→高速3時間→自宅
・自宅→高速3時間→ルートC3時間→高速3時間→自宅
合計27時間
※500kmだとだいたい朝5時出発~午後8時帰宅くらいになるかと思います。
泊まりツーリングの場合
・自宅→高速3時間→ルートA3時間→宿泊→ルートB3時間→宿泊→ルートC3時間→高速3時間→帰宅
合計15時間
※おそらく16時、遅くとも18時にはチェックインできる距離感です。
費用の違い【ツーリングコスト】
費用の違いです。
日帰りツーリングの場合の費用
・自宅→高速4000円→ルートA→高速4000円→自宅
・自宅→高速4000円→ルートB→高速4000円→自宅
・自宅→高速4000円→ルートC→高速4000円→自宅
合計24000円
泊まりツーリングの場合の費用
・自宅→高速4000円→ルートA→宿泊5000円→ルートB→宿泊5000円→ルートC→高速4000円→帰宅
合計 18000円
※それぞれの距離が短くなるのでゆっくり出発して早い時間に宿や自宅に入れる
比較結果の差【ツーリングコスト】
日帰りツーリングと比べて、泊まりツーリングでは(今回は2泊3日)
距離800km
時間12時間
お金6000円
得をします。こうして数字にすると恐ろしい差がありますよね。
800kmって東京から本州最北端の下北半島間ですよ。函館目の前。東京~下北じゃなくて青森の下北半島です。凄い・・・。
12時間あればなにができますか?まあまあ濃いツーリング1回行って帰って来られますよね。
6000円あれば何ができますか?ラーメン10杯食べれますよ。5日分の食費!にはなんねーか。
削れている部分に着目すると更にプライスレスなお得感がある
賢明なあなたは既に重大なことにお気づきでガタガタ震えていると思います。
削っている距離、時間、お金の全てが「ライダーにとってつまらない高速道路」にかかっていたものです。
宿泊ツーリングは時間に余裕ができるので、行き帰りに高速を使わないという選択もできます。
行き帰りに高速を使用しない場合は更に8000円、合計14000円得します。14000円ですよ。副業するより宿泊ツーリング行った方がいいんじゃねーかって思いま・・・せんね!
それくらい凄い。
ライダーにとっての高速道路は>>>こちら
時間的余裕を使って気持ちいい道を繋げられれば更に疲労が軽減される
幹線道路は別ですが、うまく気持ちのいい道をつなげられると疲れ具合が全然違います。お目当てでいっている楽しい道を200km走るのと、嫌々高速を200km走るのとでは「疲れの種類」が違います。
ただ暗闇に座っている2時間と、ずっと見たかった新作の映画を見ている2時間の違いです。
数字にできない「疲れ」の差はご想像にお任せしますが「ツーリング帰りの高速道路がめっちゃ辛い」のはライダーであれば周知の事実かと思います。
これから開放されます。
宿泊ツーリング2日目の感覚
あなたの好きな食べ物はなんですか?あなたのことをよく知らないので「ケーキ」ということにします。
宿泊ツーリングの2日目、つまり真ん中の日です。この日は1日の始まりから終わりまでずっと「非日常」「走っていて気持ちいい道」にいるわけです。初日は自宅を出発し徐々に日常から離れていきます。最終日は逆に、徐々に日常に近づいていきますよね。
2日目は最初から最後まで「非日常」なんです。
ずっと楽しい道を走っていて、「ここで楽しい道一旦終わりかー」などと考えているとまたすぐに、矢継ぎ早にどんどん楽しい道が出現してきます。それを繰り返していると何が起こるかというと
最高にうまいケーキを無限に食べている感覚
になります。しかも満腹感も胸やけもせず、ずっとケーキの「うめーーー!!!」という部分だけ味わっている感覚。
僕 「え?まだ食べていいの?」
パティシエ 「どーぞこれも食べてみて」
が永遠に続くような感覚です。この余韻に浸りながら床につくのです。ふぁーーーーー最高!!
連休取れないよという甘えに対する反論
「そんなに連休とれないよ!」という方もおられると思います。僕も数年前まではそうでした。死ぬほどブラックに働いていたので1日の休みも月に数日あるか無いかでした。ない月もザラでした。年休40日とかでしたよ。連休なんて夢のまた夢。
しかし、色々あって今では割りと適当に連休取れています。要は「生活のために働くのか」「生きるために働くのか」という違いだと思います。サラリーマンのあなたは、経営者に「労働力をいう自分の一部」を売っているのですか?それとも「あなたという人生丸ごと」売ったのですか?
なにか交渉するときは転職サイトに登録してからがオススメです。特に転職活動をしなくてもバンバン転職先紹介のメールが来るので「辞めてもなんとかなる感」がでます。
紳士にバイクに乗っていらっしゃるグッドライダーの皆様はもちろん土日休みで有給制度がある普通の会社にお勤め or 経営者やフリーランスの方だと思うので、それぞれ与えられた権利を行使して宿泊ツーリング行ってみてください。
ちなみに僕が勤めている会社は「ゆーきゅー?wifiか何か?」といった感じです。それでも行きますよ。趣味ですから。
もしご家族に反対されたら思い切って天秤にかけてみてください。
家族を説得する方法は>>>こちら
まとめ【ツーリングコスト】
いかがだったでしょうか。日帰りと比べて距離53%時間44%費用25%の削減です。全体だと41%削減です。しかも削減している部分は本来不要でマイナスな「高速道路」に関わる部分です。
次のツーリングは是非2泊3日で!2日目のケーキの感覚を是非。
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